高麗神社 (こまじんじゃ)は埼玉県日高市に鎮座する神社。

現在の埼玉県日高市の一部および飯能市の一部にあたる高麗郷および上総郷は716年武蔵国高麗郡が設置された地である。中世以降、郡域が拡大し、日高市・鶴ヶ島市のそれぞれ全域と、飯能市・川越市・入間市・狭山市のそれぞれ一部が高麗郡の範囲となった。668年唐・新羅に滅ぼされた高句麗からの亡命者を移し置いたもので、703年には高句麗王族とされる高麗若光に朝廷から王(こきし)姓が下賜されている。高麗神社はこの高麗郡の郡司・高麗若光を祭る。敷地内には江戸時代に建てられた高麗家住宅がある。 なお、この神社では浜口雄幸、若槻禮次郎、斎藤実、小磯国昭、幣原喜重郎、鳩山一郎らが参拝後に総理大臣となったことから「出世明神」と崇められるようになった
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                             一の鳥居 
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                                          社殿
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                              狛犬は高麗犬
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                                  神門
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高麗家は代々高麗神社の神職を勤めてきた旧家である。
この住宅は、江戸時代初期の重要民家として昭和四十六年六月二十二日、重要文化財に指定された。
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高麗神社から山に沿って歩くと「聖天院勝楽寺」という寺がある。天平勝宝三年(751)に高麗王若光の菩提を弔うために鎮座した寺院。開山時は法相宗であったが、1345年に真言宗に改めている。つまり高麗王若光を祀る神社と寺院がほぼ同時に創建し、そして両社共に現存しているという、珍しさがあった。
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                                           高麗王廟